Report 2026.09.18 — SHIBUYA STREAM Hall

Infomart summit ver.04 開催レポート

2026年9月18日(金)、SHIBUYA STREAM Hallにて「Infomart summit ver.04」が開催されました。

コンセプトは「データが生み出す価値創造と、人間らしさの均衡を体験できる一日。」。

AIやデータ、デジタルの先にある本当のつながりを見つけるためのイベントとして、皆様をお迎えしました。

イベント概要
日時
2026年9月18日(金)10:00~17:00
会場
SHIBUYA STREAM Hall 4F~6F

ラジオの公開収録のようなワクワク感、最先端ロボットやメイドさんとの触れ合い、そして各業界トップランナーによるリアルなDX・AX活用セッション。完全招待制で開催された『Infomart summit ver.04』の全貌をお届けします。

開場前から多くのお客様がいらっしゃいました。

Report 01 — 6F Exhibition Floor

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6F Exhibition Floor

受付を通り、まずは6FのExhibition Floorにご案内。

エレベーターを出て最初に目に入るのが『次世代デジタルインフラ構想「Info-S」起動』のテキスト。

通路を抜けると、中央にはメインステージの「IM WAVE RADIO」のブースがあり、周りをインフォマートの各種サービスと、各出展企業によるService Boothが取り囲みます。

Service Boothは「飲食/宿泊」「食品卸/メーカー」「建設」「経理/財務」「Data × AI」の5つのカテゴリに分かれて展開。

①飲食/宿泊

【Tech Zone】では「BtoBプラットフォーム 受発注」「FLARO」「メニュー Plus」「HANZO」「クラウド円簿」の各サービスを紹介。実用ダッシュボードを展示し、自動発注や利益予測のAI稼働状況を可視化し、店舗の数字を最適化する仕組みを提示します。

【Humanity Zone】では、V-Manage × VOYTによる2つの体験デモが受けられました。

  • タブレットに表示されるタスク指示が、インカムからの音声指示により「次にやるべきこと」を画面を確認せずに即座に把握できる「お客様から目を離さない接客」
  • 日本語の指示を翻訳し、外国人スタッフのインカムに母国語で音声伝達。タブレットにも画像付きのマニュアルタスクが同時表示

②食品卸/メーカー

「TANOMU」を活用し、初めからデジタル形式で届ける理想的な仕組み(データ to データ)をご案内しました。一方で、すべての取引先が即座にデジタル発注へ移行できるわけではない実態(アナログ to データ)にも着目。その解決策として、「次世代複合機 × 発注書AI-OCR」を用いて紙の書類をPDF化し、スムーズにデータへ変換するプロセスをご提案しました。

さらに業務効率を向上させるため、RPA(ロボット)による定型作業の自動化についてもご紹介しました。

③建設

建設現場のDXに向けた取り組みとして、「SPIDER+」による工程管理・品質管理を実演しました。

続いて、現場作業では原価管理も重要で、「どっと原価3」でスムーズに管理。

さらなるデータ活用の実演として、「どっと原価3」と「BtoBプラットフォーム TRADE」の連携をご提案しました。

最後に「BtoBプラットフォーム TRADE」のデータを「建設大臣 NX クラウド」に取り込み財務会計につなげ、現場から財務までの一気通貫したDXを提示し、「現場 × バックオフィスソリューション」の相乗効果による建設DXの未来をご紹介しました。

④経理/財務

「請求データ × AIで変える次世代の請求業務」として紙からのPDF化を複合機を使用し実演しました。

そこからさらに踏み込んだDXとして、BPO(データ化おまかせ)サービスをご紹介。

さらに、「ベネフィット支払い代行」サービスでの支払業務の代行を紹介し、人手不足の解消を提示しました。

⑤Data × AI

7月に発表した「IMAgent」をフード業界向けには「取引明細データ × AI」のデモを、建設業界向けには建設業に関する質問をヒューマノイドロボットがその場で回答する実機デモを行いました。

もう1体のヒューマノイドロボットは曲に合わせてダンスを披露

Report 02 — メインステージ

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メインステージ

中央のメインステージでは、インフォマートの今後の事業構想や、人気ラジオDJ・サッシャ氏がメインパーソナリティとなり、AIを中心のテーマにトーク番組の数々をお届けしました。

インフォマート次世代インフラが拓く、人とデータが調和する未来

朝一のステージは、社長 木村のinfomart summit開幕のあいさつから始まりました。

さらに、2026年より掲げるスローガン「業界と共に。地域と共に。パートナーと共に。」の通りに人と人とのつながりと、インフォマートが保有する膨大なデータを組み合わせた次世代インフラ構想「Info-S」についてお話しいたしました。

インフォマートのAIとは

事業企画推進部門 執行役員の仲田が登壇し、2026年7月末に発表したばかりの「IMAgent」についてのご紹介。

来年4月の本格サービス開始に向けて鋭意開発中であり、他社にない取引データの量・細かさ・粒度が強みとして、実際に開発中の画面を表示し、AIを通じた知識・インサイト提供を目指す方向性についてお話ししました。

建設業界で活用される”ナレッジAI”

戦略営業部 部長の園田より建設業界における AI 活用についてお話ししました。

当社調べで、建設業界の生成 AI 利用率は33%前後であり、日本全体平均より約 20% 低く、遅れの要因として、建設業では法律・専門知識・現場経験に基づく判断が日常的に必要であり、属人化しやすいことが挙げられました。

また、建設業界向けに開発中の「IMAgent」のデモとして、協力会社からの法律相談シナリオを想定し、AI が適切な法令に基づいた回答と注意事項を提示する様子を実演しました。

飲食業界の膨大データとAIによる未来研究

名古屋工業大学大学院の田口准教授にお越しいただき、副社長の村上、Data・AI Lab 部長の石倉も登壇し、インフォマートと名古屋工業大学の共同研究を紹介しました。食品業界のデータ利活用により、発注データから業態の自動推測や、在庫データによる食材の適正化といった研究データや、食品ロスの解決への取り組みなどデータとAIの活用による将来についてクロストークを展開しました。

分断されたデータを、なめらかに繋ぐ。企業の垣根を越えてビジネススピードを最大化するプロダクト最前線

プロダクト部門の児玉執行役員より、業界ごとに分断されたビジネスデータをインフォマートのプロダクトがどう乗り越えていくか。AI技術を組み込み、ただのデータ管理から経営判断をサポートするシステムに進化するプロダクトの最前線をお話しいたしました。

Report 03 — 5F Communication Floor

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5F Communication Floor

昨年に引き続き、「あっとほぉーむカフェ」のメイドさんがドリンクや軽食などをお給仕(サーブ)してくれる、ビジネスイベントとは思えない素敵なカフェエリアとなりました。心温まる空間で、来場された皆様とコミュニケーションを深めました。

Report 04 — 4F Networking Floor

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4F Networking Floor

4Fのサブステージでは3つのステージイベントを開催。

①AI活用コンテスト「フード・建設業界 ~AI活用を身近な存在へ~」

建設・食品飲食・食品卸売の3部門で、各業界を代表する企業の「リアルなAI活用事例」を一挙公開。

現場に蓄積されてきた暗黙知を来場された皆さんに共有する場として大盛り上がりでした。

ここでは各部門で受賞された企業をご紹介します。

建設部門:株式会社プレジオ 様

現場監督の事務作業を徹底的に棚卸しし、新職種「建設ディレクター」や生成AI、RPAへ業務を移行する“引き算”のDXロードマップを公開。

審査員からは「新しい技術で確かな競争力を生み出している」「AIをパートナーとして事業を拡大していく姿勢に夢がある」と各社の挑戦を称える熱いコメントが贈られ、さらに「市販のツールだけでなく、社員自らが身近な課題解決のためにAIを活用する市民開発の事例が多く、AIを用いた逆襲の時代を期待させる」と、建設業界におけるボトムアップ型のAI活用を高く評価する総評で締めくくられました。

食品飲食部門:株式会社ガネーシャ 様

需要予測から自動発注、シフト作成、さらには口コミ返信まで、現場を圧迫していたルーティン業務をAIで劇的に効率化。例えば、天気や近隣イベントのデータを取り込んだAIによる集客予測は、ロス削減だけでなく、スタッフの最適なシフト配置を実現し、人件費率の大幅な圧縮(約4.63%改善)に成功しています。

審査員からは「単なる業務効率化にとどまらず、浮いた時間を『人』に投資し、スタッフのモチベーションと店舗の価値向上に繋げている点が素晴らしい」と絶賛のコメントが寄せられました。また、「飲食業界特有のアナログな課題に対し、各社がAIを強力なパートナーとして使いこなし、独自の解決策を見出している点に大きな希望を感じた」と、参加企業全体の取り組みの高さを称える総評が送られました。

食品卸売部門:渋谷レックス株式会社 様

リソース不足の危機から始まった「全社的なAX(AIトランスフォーメーション)」の軌跡をお話しいただきました。

受発注ツール(TANOMU)の導入で月間120時間の入力業務をゼロに、次なる成長エンジンとして全社員向けにAI研修を実施。その結果、社員自らが「店舗オーダーアプリ」や「宿泊手配アシストアプリ」「日程調整アプリ」などの業務ツールを次々と開発するボトムアップ型の文化が定着しました。

審査員からは「特別なIT部門ではなく、現場の社員自身が課題を見つけ、AIを使ってアプリを開発している市民開発の理想形だ」と絶賛されました。また、3社共通の講評として「会社の規模に関わらず、まずは小さく始めてみることで、AIを自社の強力な『資産』に変えられるということを、各社の素晴らしい発表が証明してくれた」と締めくくられました。

②FOOD CROSS AWARD

外食運営企業様・食品卸企業様のシステム活用事例とその成果が共有されました。

受賞企業の取り組みを一部紹介いたします。

飲食/宿泊部門:株式会社銀の葡萄 様

原価管理の重要性と、原価計算の仕組みを説明いただき、AIを活用した分析手順を共有いただきました。

従来のExcelによる手作業(1店舗あたり約2時間)を、AIを活用することで追加投資なし、数分で効率化することができたそうです。

最後に、分析自体は数分で終わるため、最も重要なのはデータそのものではなく、それを元に現場の改善へとつなげる「実行力」であると、お話しいただきました。

食品卸/メーカー部門:中村角株式会社 様

FAXや電話中心の手入力負荷に対し、使い慣れたLINEによる発注が可能な「TANOMU」を導入。

担当者が全営業へ同行訪問する泥臭い現場伴走で定着させ、注文ミスゼロや大幅な時間短縮を達成しました。今後はAI-OCRも併用し、受注デジタル化率100%を目指していると語っていただきました。

③Builders' Mart Cafe

ここでは、2つのパネルディスカッションを通じ、建設業のDXにおける悩みを共有しました。

最初のディスカッションは、クラフトバンク様、スパイダープラス様、そしてインフォマートの3社が登壇。「建設業のこれからについて~有識者が語るテクノロジーの潮流と、業界構造の革新シナリオ~」と題して、各社の知見を語り合いました。

続いて、飯田組様、屋部土建様をはじめとした建設業界の方々にご登壇いただき、建設現場におけるデジタル化のリアルをお話しいただきました。ご登壇いただいた皆様のご経験に基づいたお話を沢山伺うことができ、明日からでもすぐに真似できそうな、大変貴重な機会となりました。

また、当社コンストラクション事業部門 執行役員の田中からは、今後のBtoBプラットフォーム TRADEの開発方針もお話しいたしました。

講演後は、フリーコミュニケーションタイムになり、本イベントにお越しいただいた建設業の皆様の情報交換の場となり、閉会ギリギリまで活発な意見交換が行われました。

ピックルボール体験

4Fには通常より小さいコートながら、最近話題のスポーツ「ピックルボール」の体験できるコーナーがあり、終日参加者が途切れることなく、ラリー音がフロアに響き続けました。

ピックルボール選手の羽澤選手と西田選手にもご参加いただき、参加者へのコーチングなどご協力いただきました。

ビジネスイベントでありながら、身体を動かして交流を楽しめるユニークなコミュニケーションの場として設置され、多くの方々にご参加いただきました。

地域社会貢献ブース

会場の出口付近では琉球コラソン、東京ヴェルディといったスポーツチームのサポートを通じた地域貢献活動をご紹介。

また、当社のCSR活動の一環として、貢献障がい者就労支援施設と連携したオリジナルクッキーBOXをお客様にお配りしました。

企業と企業を「つないで、結ぶ」というインフォマートらしさと、フード業界、建設業界、経理財務領域のこれからの未来、お客様の熱気を感じられるイベントでした。

本イベントでご紹介した「Info-S」構想や、次世代AIエージェント「IMAgent」、フード業界、建設業界、経理財務領域の各種ソリューションの詳細、または「自社では何から始めればいい?」といったご相談は、インフォマートの営業担当が直接お伺いします。

どうぞお気軽にお問い合わせください。